コンセプト

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コンセプト

職種を問わず、誰もが学べる、学習の場を作ること、そして日本と海外との橋渡しとなること

T's classroomの代表は、これまでに、日本国内だけでなく、海外の複数の国々で、痛みを中心とした医療関連の知識と技術を学んできました。日本にいては学ぶことが難しい知識についても、知ることができました。

また、イギリスの大学院では、医師や看護師、薬剤師、理学療法士など、多様な職種の専門家と共に痛みのマネジメントについて学ぶことができました。おかげで、幅広い痛みの知識について学ぶことができ、特定の領域に偏ることのない、エビデンスに裏付けられた知識を身につけることができました。

このように、世界の様々な場所で、専門領域の枠に捉われず、痛みについて幅広い知識を学ぶことができたのですが、日本では、様々な職種の人々が集まり、幅広い知識を学ぶことができる場所が、あまりありません。例えば、卒後研修では、多くの場合、特定の職種に限定された集まりになっています。これでは、新しい発想は生まれにくく、異なる職種間での円滑な連携も難しいと思います。そこで、様々な職種の人々が、一緒に学ぶことができる場を作りたいと考えました。

そして、海外の専門家の間ではよく知られている知識であっても、一部の専門家を除いて、日本ではあまり普及していないものがあることにも気付きました。そうした知識の中には、有益なものがたくさんあります。日本と海外の橋渡しとしても、役に立てればと考えています。

T's classroomの講習会は、様々な職種の方々に受講していただけます。そして、職種を問わず、国や地域を問わず、共通して重要と考えられる知識を学ぶことができる機会を提供していきたいと考えています。皆様と、講習会でお会いできることを、楽しみにしています。

痛みへのアプローチ

医療には様々な専門分野がありますが、T's classroomでは痛みに焦点を当てた講習会などを開催しています。

痛みについて、人々が医療機関を訪れる主な理由の一つであり、臨床で患者様と接する全ての医療従事者にとって重要な知識です。

T's classroomの代表は、イギリスの大学院でpain managementの学位を取得しています。大学院では医師、薬剤師、看護師、理学療法士など、様々な専門家と一緒に、痛みとその対応について学びました。そのため、痛みについて、職種の枠に限定されない、幅広い知識を有しています。

痛みについて、現代的な概念に基づいた理解とアプローチを行うことができるように、重要なポイントを説明致します。痛みに苦しんでいる患者様と接する医療従事者の皆様にとって、有意義な内容になるように努めていきます。

 

痛みの現代的な概念とは

T's classroomの痛み関連の講習会の説明には、「現代的な」という言葉がたびたび出てきます。

痛みの現代的な概念とは、何でしょうか。一言でいうと、多様な要素を含めた概念ということになります。

痛みの概念について、これまでに様々な変化がありましたが、特に生物医学モデル(biomedical model)から、生物心理社会モデル(biopsychosocial model)への変化は大きなものでした。

痛みについて、怪我や病気による身体組織の変化から生じるもの(生物医学モデル)という考え方が、かつては支配的でした。

この考え方に基づいて、身体組織へのアプローチ、例えば椎間板や関節へのアプローチなど、身体組織の変化に特化した様々なアプローチが開発されました。

このような、生物医学モデルに基づく痛みの考え方によると、他の要素、例えば痛みに伴う心理や行動の変化などは、痛みによって引き起こされた二次的なものであり、痛みが改善すれば解決するとして、過去にはあまり重要視されていませんでした。

しかし、生物医学モデルに基づく痛みの考え方では、上手く対応できない痛みがあることが明らかになってきました。特に、長期化する痛みと関連する、痛み以外の要素も含めた「悪循環のサイクル」には、身体的なもの以外の様々な要素が関与していることが明らかになってきました。

そこで、生物心理社会モデルの考え方に、注目が集まるようになりました。このモデルは、その名の通り、身体的な要素(生物)に加えて、他の様々な要素も含めています。

様々な要素には、例えば心理や行動、睡眠の問題など、多様な要素が含まれています。これらは、痛みによる二次的な結果(痛み→身体的なもの以外の要素)というだけではなく、これらの要素が痛みに影響を及ぼす(身体的なもの以外の要素→痛み)ことが分かっています。いわば、痛みと、様々な要素は双方向の関係になっています。

このように、生物(身体)、心理、社会、行動、ストレス、睡眠の問題などの様々な要素の相互の影響も含めて、痛み及び、痛みと関連する問題(能力の低下や職業復帰の困難など)について考えることが、痛みの現代的な概念となります。

痛みを専門とする分野では、多様な要素を考慮した痛みの考え方や、それに基づく治療の考え方が今では中心となっています。有名な医学雑誌のレビューや、国際的な学術団体のガイドラインなど、こうした様々な要素を考慮することの重要性が多くの文献で示されています。

しかし、日本の医療従事者に関して、こうした考え方の普及はまだ不十分です。臨床で働く多くの医療従事者の方々にこうした考え方が広まれば、医療現場の状況に本格的な変化が訪れると思います。

痛みの現代的な概念の重要性を、多くの方々に知っていただくために、努力を続けていきたいと考えています。

 

英語の語学力の向上

T's classroomは、英語の能力の向上も重視しています。

医療分野でも、英語は国際共通語としての地位を確立しているので、論文執筆や学会発表などを含めて、英語の能力があると役に立つ機会はたくさんあります。そして、国際的に重要な情報は英語で発表されるので、英語の語学力がないと、そうした情報を知ることが難しくなります。

また、今後、海外から日本を訪れる方々の数は、ますます増えると予想されるので、英語力があればコミュニケーションの場面で大変役に立つと思います。

英語を使って広く国内外から情報を集めて、その情報の質を判別して、自身の臨床、教育、研究などに活かすことができれば、医療従事者にとって大変重要な能力になります。T's classroomではこのような能力を高めるためのサポートもしています。

 

地方を元気に

T's classroomの講習会の多くは、地方で開催します。

その大きな理由の一つとして、地方の活性化に貢献したいという気持ちがあります。

日本の人口は、減少傾向にあります。

東京のような大きな都市であれば、人口の流入が起こりやすいので、その影響は少ないのかもしれません。しかし、地方における影響は大きいです。

T's classroomの代表は、地方で生まれ育ちました。自然が豊かで、水田には稲穂が揺れて、カブトムシが樹液を吸い、赤とんぼが空を飛んでいる環境で育ちました。都会に比べると魅力が少ないように感じる人がいるかもしれませんが、生命力に溢れた、本当の意味で豊かな環境だと思います。

地方を元気にしたいと思っています。地方の活性化に、ほんの少しであっても、貢献したいと考えています。

地方で講習会を開催することで、地方の街並みや自然の風景に、多くの人々が接してほしいと思っています。

 

Quality

T's classroomの強み

海外の大学院で学位を取得した講師が代表を務めます

イギリスの国立大学の大学院で医療分野の学位(pain management)を取得した日本人がT's classroomの代表を務めています。

イギリスでは医師、看護師、理学療法士、薬剤師等の多様な職種の専門家と共に痛みのマネージメントについて勉強をしてきました。代表はオーストラリアでも医療分野(orthopaedic manual therapy)の勉強をして、certificateを取得しています。

海外で得たこれらの経験は、当方の講習会の内容を充実したものにすることに役立っています。

 

代表は医療従事者でありながら、英語指導のcertificateを持っています

T's classroomでは医療従事者向けの英語の講習会や英語教室も開催します。

一般的に医療従事者向けの英語の指導は難しく、例えば英会話教室や大学等で働く、医療従事者ではない英語教師は英語やその教授法の知識はあっても、医療分野の英語の知識はそれほど持ち合わせていないと思われます。また、医療従事者の場合は英語の知識がある人でも、英語教授法の知識は持っていないことがほとんどだと思います。

T's classroomの代表は医療分野の経験を持ちながら、英語指導のcertificateも持っています。このことは当方の英語関連の講習会や英語教室をより魅力的なものにすることに貢献しています。