Greeting
代表あいさつ
T's classroomで代表を務めている、金子達也と申します。理学療法士として経験を積んでいく中で、海外から来た講師の方々が指導するいくつかの講習会や講演に参加する機会があり、アートと科学の要素が上手くミックスされた素晴らしい内容に感銘を受けました。海外で勉強をしたいという気持ちが強くなり、その後オーストラリアやイギリスで医療に関する勉強の機会を得て、多くのことを学ぶことができました。そうした経験から、日本だけでなく海外の医療情報を知ることの大切さや、英語によって得られる多くの利点について気づくことができました。
T's classroomでは、痛みと関連する講習会を開催しています。痛みについて、基礎研究の分野や、何かの治療法が対象としている症状の一つとしては日本の高等教育機関で学ぶことができますが、痛みに特化して、様々なタイプの痛みへの臨床での対応について専門的に学ぶことができる学位の課程(pain management)は、この文章を書いている2021年の時点では日本の高等教育機関では開設されていません。私は海外の大学院でpain managementの学位を取得して、痛みについての系統的な教育を受けること、またエビデンスに基づいたアプローチを学ぶことの大切さを知りました。日本における、医療従事者への痛み教育の充実に、少しでも貢献ができたらと考えています。
また、国際化の流れが進み、臨床では今後英語で対応が迫られる機会が増えてくるでしょう。国際的に重要な医療情報は論文やガイドライン等を中心に英語で発信されます。留学のみならず、日本人医療従事者は海外で働く機会がこれまで以上に増えてくるかもしれません。このような国際化の流れに対応するために必要な能力を鍛えることは大切なことだと考えます。そうした能力を向上させるために、少しでもお役に立てる機会を提供していきたい。T's classroomはこのような思いを抱いて、今後活動を続けていきたいと考えています。
皆様と講習会等でお会いできる機会を楽しみにしております。
代表経歴
当方の講習会では、T's classroomの代表を務める金子が主に講師を担当致します。ゲスト講師を迎えて行われる講習会では、その講習会の内容紹介の箇所にゲスト講師の略歴を記載します。以下に代表の金子の主な経歴を紹介致します。
医療分野の資格:理学療法士(臨床経験だけでなく、大学教員として教育に携わった経験も持つ)
医療分野の学位:修士号 MSc in Pain Management(イギリス国立レスター大学 大学院)、学士号 保健学学士
医療分野の他の資格:Certificate in Orthopaedic Manual Therapy (Manual Concept、オーストラリア)
英語指導のcertificate:Certificate in Teaching English to Japanese Learners(テンプル大学 ジャパンキャンパス)
その他(代表的なものをいくつか記載):
日本理学療法士協会 人財育成対策本部 委員(2015-2017)
慢性疼痛診療ガイドライン(慢性疼痛診療ガイドライン作成ワーキンググループ 編集、「慢性疼痛診療システムの均てん化と痛みセンター診療データベースの活用による医療向上を目指す研究」 研究班 監修、真興交易(株)医書出版部、2021)協力者
*日本の痛み関連の10学会が参加した、慢性疼痛に関するガイドラインの中で、協力者として複数のclinical questionのanswerの執筆に関わり、名前も掲載されました。
メディア関連:
アカリク~大学院生(修士/博士)・ポスドクの就活とキャリア~Advent Calender 2021
*株式会社アカリク様のスタッフの方から依頼があり、上記のオンライン・イベントに、このサイトのブログの過去記事(2021年1月29日)で参加しました。
海外の大学院の特徴
社会貢献:
2020年から、少額ではありますが、公益財団法人 日本動物愛護協会に毎年一回ずつ、寄付をしています。
コメント:
オーストラリアのCOMTコースでは、海外の様々な国々(11か国以上)から来ていた理学療法士の方々と交流を深めました。イギリスの大学院では、イギリスに加えて海外の様々な国々から来ていた多様な職種(医師、看護師、理学療法士、薬剤師等。pain managementのコースでは、多職種が一緒に勉強を進めていく)と共に学び、痛み関連の専門分野の知識を深めました。この時に多職種で共に何かを学ぶことの素晴らしさについて知ることができました。当方の講習会では特定の専門職に偏ることはなく、多様な医療従事者の方々に受講していただくことが可能です。
英語について、イギリス、アメリカ(テンプル大学ジャパンキャンパス)、オーストラリアに属する教育機関で教育を受けた経験から、様々なスタイルの英語に接してきました。こうした経験は当方で重視している英語に関する講習会の内容をより充実したものにすることに役立っています。
